上記の資格を取得する為にはどうすれば良いか等について記載していきます。
具体的には、
・試験対策
・試験内容
・難易度
についてのお話です。
資格を取得することのメリットとしては、
①Salesforceを使用すると、クラウドで様々な管理が出来ます。
知識やスキルを持っていると自身で管理することに役立ちます。
②就職できる可能性のある会社が増えます。
③様々な案件にチャレンジできる可能性があります。
場合によっては高収入が得られるかもしれません。
試験対策
試験は、多肢選択/複数選択方式の60問、試験時間90分、合格点65%です。
試験準備として、Salesforceでは、集合研修対策、実機に触れる経験、オンラインコースの受講、Trailhead トレイル、自身の学習を合わせて行うことをオススメします。
この試験では、下記の集合研修トレーニングをオススメします。
・Salesforce 管理Ⅱ<Lightning UI 版> (ADX211)
・認定上級アドミニストレーター試験 ポイントスタディ(CRT211) §
・ Sales Cloud管理アドバンス <Lightning UI 版> (ADX251) §
・Service Cloud 管理 <Lightning UI版> (ADX261)
試験内容に記載のあるテーマとして、セキュリティとアクセスが20%ですのでこちらを重点的に学習して、他のテーマの出題割合が13%以下のいずれかになりますので万遍なく学習することで合格ラインに近づきます。
試験料は2万円ですのでこちらも必要となります。
試験内容
Salesforce 認定上級アドミニストレーター試験では、以下の目的に関する受験者の知識とスキル を評価します。受験者は、Salesforce 管理の実践経験と、次の各機能を実際に利用した経験が必要です。
セキュリティとアクセス
・与えられたシナリオに応じて、レコードおよび項目データアクセスに与える影響を特定する (共有モデル、親レコードに連動、階層を使用したアクセス許可、プロファイルと共有ルールの比較、コミュニティのセ キュリティ設定、項目およびレコードレベルのアクセス権、共有ルー ル、項目レベルセキュリティ、レコードタイプ)
・テリトリー管理の機能と共有モデルに与える影響を説明する §
・カスタムプロファイル、権限セット、代理管理者の機能を比較対照する
カスタムオブジェクトとアプリケーションの拡張
・カスタムオブジェクト作成時のリレーションタイプの適切な使用方法を説明する (主従、参照)
監査と監視
・与えられたシナリオに応じて、システム活動の監視およびトラブルシューティングの適切なツールを特定する (デバッグログ、設定変更履歴)
SALES CLOUD アプリケーション
・商品、価格表、スケジュール、見積をカスタマイズして管理する方法を説明する
・売上予測の機能を説明する (カテゴリ、階層、目標)
SERVICE CLOUD アプリケーション
・Salesforce ナレッジを作成して管理する方法を説明する (記事タイプ、データカテゴリ)
・サービスエンタイトルメントとエンタイトルメントプロセスを作成して 管理する方法を説明する
・サポートエージェントと顧客のやり取りを可能にする Salesforce 機能を説明する (チャット、ケースフィード、コンソール、コミュニティ、 オムニチャネル)
データ管理
・データ品質を向上、拡充するツールとベストプラクティスを説明する (入力規則、重複の管理、拡充、アーカイブ)
コンテンツ管理
・ Salesforce コンテンツを設定して管理する方法を説明する
変更管理
・環境間のメタデータの移動に利用できるオプションを説明する (変更 セット、Salesforce Extensions for Visual Studio Code) §
・変更セットを使用して環境間のメタデータを移動する機能とベストプラクティスを説明する
分析、レポートとダッシュボード
・与えられたシナリオに応じて、レポートの複雑な要件を満たす適切な分 析ツールを判断する (カスタムレポートタイプ、レポートスナップ ショット、複雑なグラフ、カスタム集計項目、バケット項目、結合レ ポート、クロス条件、動的ダッシュボード、ダッシュボード条件)
プロセスの自動化
・与えられたシナリオに応じて、承認プロセスをトラブルシュートする §
・与えられた複雑なシナリオに応じて、自動化ツールを組み合わせてビジネスの問題を解決するソリューションを決定する (プロセスの自動化、 数式項目、Visualforce および Apex トリガ)
難易度
Salesforce 認定上級アドミニストレーター資格は上位資格です。
Salesforce 認定アドミニストレーターという基本資格を合格後に受験できます。
合格後も基本資格に対するTrailheadの更新モジュールを完了することにより、その上位資格も含めて資格維持されます。モジュール提供終了までに完了されなかった場合は上位資格も含めて資格失効となります。
上位資格の場合は基本資格よりも実務経験が長いことが条件に掲げられている場合があり、実機に触れた経験や試験内容に記載の専門用語や製品等の知識が必要となるため、資格取得難易度は高めです。
Salesforce 認定上級アドミニストレーター資格は、熟練した Salesforce システム管理者としての 経験と専門知識を持つ個人を対象としています。
このプログラムは、Sales Cloud、Service Cloud、Salesforce Chatter アプリケーションにおいて、アプリケーション、エンドユーザが利用できる機能、システム管理者が利用できる高度な設定、管理、アプリケーション拡張のオプショ ンを幅広く網羅します。
この認定資格は、 Salesforce の実装管理に使用する機能に焦点を当てています。
この認定資格は、高度な Salesforce 設定のメンテナンスを熟知し、高度な機能を使用してビジネスのさまざまな課題を解決できる Salesforce 認定アドミニストレーターを対象とします。
Salesforce 認定上級アドミニストレーター試験は、この受験ガイドのセクション5の試験範囲に示されるスキルと概念を実践経験に応用するなど、Salesforce システム管理者としての十分な経験を積んだ個人を対象としています。
受験資格があるのは、Salesforce.com または認定パートナーのトレーニングセンターで実施される「Salesforce 管理Ⅱ<Lightning UI版>」 (ADX 211) を修了しているか、それと同等の経験と知識をお持ちの方です。
また、コースの資料と Salesforce.com から追加提供される資料を学習した方を対象とします。
受験者は、Sales Cloud、Service Cloud、Salesforce Chatter アプリケーションにおいて、アプリケーションのすべての機能、エンドユーザが利用できる機能、システム管理者が利用できる設定および管理のオプションについて幅広い知識が必要です。
試験範囲に示される Salesforce 機能をフルに使用して、専門家レベルの管理機能を実行できる能力も必要です。
受験者は、Salesforce の高度な管理機能を活用して、特定のビジネス課題を解決し、複雑なビジネスプロセスを自動化 できる必要があります。
また、Salesforce 組織の使用を最適化して拡張できる設定拡張とベストプラクティスを助言できる必要があります。
受験者は、提供される新機能を積極的に調査して、新機能を利用した場合に組織にメリットがあるかどうかを評価できる能力も求められます。
受験者は、次のことができる必要があります。
- ビジネス要件に基づいて、レコードおよび項目データアクセスを適切に定義する
- カスタムオブジェクトを作成して、適切なリレーションタイプを定義する
- 商品、価格表、スケジュール、見積など、Sales Cloud アプリケーションを設定する
- カスタマイザブル売上予測とコラボレーション売上予測の機能を理解している
- Salesforce ナレッジとエンタイトルメントなど、Service Cloud アプリケーションを設定する
- Salesforce の標準機能を使用して、データ品質を評価、クレンジング、管理する § Salesforce CRM Content を設定する
- Sandboxの機能と環境間のデータ移動ツールの機能を理解している
- カスタムレポートタイプ、レポートスナップショット、複雑なグラフ、カスタム集計項目、バケット項目、結合レポート、クロス条件を使用して、 複雑なビジネス要件を満たすレポートを作成する
- 動的ダッシュボードとダッシュボード条件を使用して、ダッシュボードを拡張する
- ワークフロールール、承認プロセス、数式項目を作成して、複雑なビジネスプロセスを自動化する