上記の資格を取得する為にはどうすれば良いか等について記載していきます。
具体的には、
・試験対策
・試験内容
・難易度
についてのお話です。
資格を取得することのメリットとしては、
①Salesforceを使用すると、クラウドで様々な管理が出来ます。
知識やスキルを持っていると自身で管理することに役立ちます。
②就職できる可能性のある会社が増えます。
③様々な案件にチャレンジできる可能性があります。
場合によっては高収入が得られるかもしれません。
試験対策
試験は、多肢選択/複数選択方式の60問、試験時間120分、合格点68%です。
試験準備として、Salesforceでは実機に触れる経験、オンラインコースの受講、Trailhead トレイル、自身の学習を合わせて行うことをオススメします。
試験内容に記載のあるテーマとして、宣言的共有の出題割合が64%、プログラミング的共有が28%ですので、こちらを重点的に学習すれば合格ラインに近づきます。
試験料は4万円ですのでこちらも必要となります。
試験内容
Salesforce 認定 Sharing and Visibility デザイナー試験では、以下の目的に関する受験者の知識と スキルを評価します。受験者は、連携アーキテクチャアプリケーションの実践経験があり、以下 に示す各分野の知識と専門技術が必要です。
宣言的共有
・与えられた特定の顧客シナリオに従って、異なるタイプの情報へのユーザアクセスを許可および制限するために必要となる、該当するオブジェクトおよび項目レベルセキュリティ設定の適切な使用および制限について説明する
・与えられた特定の顧客シナリオに従って、適切なデータアクセス権をしかるべき ユーザに付与する宣言的プラットフォームセキュリティ機能のすべてに必要な関連 設定を説明する
・適切な表示およびコラボレーションの要件が満たされるように、取引先チームの使用事例を適切に評価し、取引先チームを実装する能力を示す
・セキュリティに関する考慮事項に留意しながら、グループやロールなどのセキュリティ機能を使用して、異なるグループにビューとフォルダを効果的に区分する方法を示し、レコードレベルのセキュリティに関する考慮事項とどのように異なるかを示す
・与えられた特定の顧客の組織階層に従って、レコード共有に対するロール階層の影響を説明する
・外部ユーザが関与する与えられたシナリオに従って、異なるタイプのコミュニティユーザ (社内、顧客コミュニティ、パートナーコミュニティなど) に適切にレコー ドを表示するために、セキュリティおよび共有設定をどのように利用できるかを説 明する
・特定の顧客シナリオに従って、より複雑なセキュリティ要件に対処するために、 Territory Management 2.0 をどのように適用するか、または適用しないかを認識している
・顧客の特定データストレージとデータ格納先について与えられた要件に従って、 Salesforce の宣言的およびプログラミング的セキュリティ機能を適切に利用する 市場のソリューションオプションを知っている
・共有およびセキュリティモデルについて与えられたアーキテクトの設計および設定に従って、共有および表示の検証方法を説明する
パフォーマンス
・特定の複雑な顧客組織の設定に従って、Apex 共有 (および計算) がシステムパフォーマンスにどのような影響を与えるかを説明する
・特定の複雑な顧客組織の設定に従って、多数のユーザおよびレコードにおいてもメンテナンス可能なセキュリティモデルを設計する
プログラミング的共有
・与えられたシナリオに従って、宣言的機能を使用すると満たせない要件を達成するために、プログラミング的共有機能を活用したソリューションを設計する
・与えられたシナリオに従って、データ表示に関連したプログラミング的カスタマイズ (Apex および Visualforce) のセキュリティリスクを最小限にする方法を説明する
・プログラミング的セキュリティソリューションを検証する単体テストを適切に設計する方法を示す
・プログラミング的ソリューションの設計時にオブジェクトおよび項目レベルの権限を適切に適用する方法を示す
難易度
Salesforce 認定 Sharing and Visibility デザイナー資格は基本資格です。
合格後も基本資格に対するTrailheadの更新モジュールを完了することにより、その上位資格も含めて資格維持されます。モジュール提供終了までに完了されなかった場合は上位資格も含めて資格失効となります。
基本資格も実務経験が必要なことが条件に掲げられており試験内容に記載の専門用語や製品等の知識が必要となる為、資格取得難易度は高めです。
Salesforce 認定 Sharing and Visibility デザイナー資格は、Force.com プラットフォームで安全で 拡張性の高いセキュリティモデルを設計できる知識、スキル、能力があることを証明したいアーキテクト、アナリスト、アドミニストレーターを対象としています。
Salesforce 認定 Sharing and Visibility デザイナーは、テクニカルソリューションを技術関係者に伝え、ビジネス要件を満たして品質を保証するプロジェクトデリバリフレームワークを提供できる必要があります。
試験に合格するために知っておくべき概念は次のとおりです。
・複雑な要件に基づいて、Salesforce のセキュリティおよび共有モデルを設計する §
・セキュリティおよび共有モデルについて、システム設計上の考慮事項、利点、トレードオフ、推奨事項を明示する
・ベストプラクティスを使用して、複雑な要件での設計に使用する Salesforce の標準機能を理解している
Salesforce 認定 Sharing and Visibility デザイナーは、Salesforce プラットフォームで安全かつ拡張性の高いソリューションを設計するために必要なセキュリティおよび共有要件を評価できることが求められます。
デザイナーには、複雑なセキュリティおよび共有モデルを設計および実装した経験、ソリューションと設計の妥協点をビジネス関係者および技術関係者の両方に伝えた経験が必要です。
Salesforce 認定 Sharing and Visibility デザイナーに求められる経歴は次のとおりです。
・Salesforce 技術の経験が 2 ~ 3 年
・エンタープライズ環境における機密データの管理経験が 4 ~ 5 年 §
・機密データの取り扱いに対応したセキュリティ手法およびデータポリシーの経験
Salesforce 認定 Sharing and Visibility デザイナーの受験者は、以下の経験、スキル、知識、能力が必要です。
・条件に基づく共有ルールと所有権に基づく共有ルールの両方の使用方法と実装について 説明する
・与えられたシナリオに従って、適切なオブジェクトリレーションを設計する §
・組織の共有設定がセキュリティモデルにどのように影響する可能性があるかを明示する
・Salesforce のライセンスタイプが異なるとセキュリティおよび共有モデルにどのように 影響する可能性があるかを明示する
・セキュリティモデルを設計する場合、ロール階層が決定事項にどのように影響する可能 性があるかを説明する
・プロファイル設定がセキュリティおよび共有モデルにどのように影響する可能性がある かを説明する
・ロール階層、Apex 共有などの基本概念をレベルの異なる対象者に説明する §
・レコードの表示に関する各種セキュリティ機能、CRUD ベースのセキュリティ、レコー ドレベルのアクセス権、およびこの 3 つの違いについて明示する
・宣言的機能の制限と、リスクおよび制限に関してより詳細にカスタマイズしたセキュリ ティソリューションが必要なケースを説明する
・Apex 共有について、またどのような場合にそれを使用するかを明示する §
・集計データを公開するために、ダッシュボード、管理者として実行される Apex、 Visualforce ページ、またはその他の「コンテキスト内での実行」ツールを使用する場合のセキュリティへの影響を明示する
・推奨されたソリューションについて、パフォーマンスおよび拡張性の問題を特定し、軽減する
・セキュリティモデルを検証するテストプロセスを開発する §
・テリトリー管理や取引先チームの使用を要するような複雑な共有の使用事例を明示する